健康寿命とは、人が健康な状態で生活することができる期間を表す指標です。具体的には、日常生活で自立的に行動でき、身体的・精神的に健康である期間のことを指します。一方で、疾患や障害によって日常生活に支障をきたし、自立的に行動できなくなる期間は、健康寿命に含まれません。

健康寿命は、長寿命化が進む中で注目される指標であり、QOL(生活の質)を維持することが目標とされます。高齢者においては、認知症や寝たきりなどの疾患が発生することが多く、健康寿命を延ばすことが課題とされています。

健康寿命は、WHO(世界保健機関)などが定義している指標であり、国内でも厚生労働省が定める「日本人の健康寿命」などがあります。健康寿命の延伸に向けた健康増進や予防医療の充実が求められています。

【参照元】 
「健康寿命について」:厚生労働省
「Healthy life expectancy」:WHO