はじめまして、Grino代表の細井です。
このページに来てくださった皆さんに感謝しています。
私たちはこの事業を通して成し遂げたい大きな夢があります。それは決して私たちだけでは達成できない夢です。実現には多くの共感者、仲間とも言える存在が必要です。私たちの事業の信じる未来に共感をしてくれて、一緒に実現しようと少しでも思ってくれた方、是非一緒に歩んでください。今はそう思えない方も、私たちの取組を見て、将来そのような感覚になってくれると嬉しいです。
では、成し遂げたい夢とはなにか?
「持続可能な地球をつくる」ことです。
僕らは食事を通して「持続可能な地球をつくる」ことが可能な事業を立ち上げようとしています。
では、何故そんなことをしたいのか?今日はこの事業を立ち上げようと思い立った3つの問いについて書きたいと思います。
事業立ち上げに至った3つの問いは以下です:
- 今を生きる私たちにしか成し遂げられないことはなにか
- 10年後の地球と未来の子どもたちに胸をはれるか
- 持続可能な地球を作るための私たちの一歩とは
それではそれぞれについて書いていきます。
1. 今を生きる私たちにしか成し遂げられないことはなにか
いま私たちは地球温暖化という大きな課題に直面しており、世界規模で抑制に向けた取組がおこなわれようとしています。地球温暖化の研究ではティッピング・ポイント(少しずつの変化が急激な変化に変わってしまう転換点を指す用語。気候変動についても、あるレベルを超えると、気候システムにしばしば不可逆性を伴うような大規模な変化が生じる可能性がある。参照:環境省)というものが存在し、現在私たちの文明はまさにその転換点に差し掛かろうとしている or 差し掛かっていると言われます。このようなタイミングに、次世代のみんなよろしくと言えるでしょうか。この課題に取り組めるのは今この時代を生きている私たちです。10〜20年後に正常な判断ができるようになる子供たちにはいま出来ない取組です。ですから、まさに今私たちが賢明な判断と取組をする必要があると考えています。
2. 10年後の地球と未来の子どもたちに胸をはれるか
サン・テグジュペリが言ったとされる言葉を知っていますか?「地球は先祖から受け継いでいるのではない。子どもたちから借りたものだ。」全く見慣れない文章にも感じますが、僕はこの言葉を知ったときに衝撃を受けました。地球は先祖から受け継いだものとなんの疑いもなく信じていたのですが、地球の未来の環境について懸念を持つようになっていた僕にはとてもインパクトのある言葉でした。
これからより長く地球で生きていくのはまぎれもなく若い世代です。つまり、今この瞬間に地球で生活をしている僕たちは若い世代の地球環境を前借りしていることになります。この考え方に至った時に僕は大きく取り組みを変えようと思うようになりました。
3. 持続可能な地球を作るための私たちの一歩とは
人口は2050年に97億人になると言われています。この間に食料消費は61%増加すると推定されており、この数値は食料供給増加率を超えているため需要と生産のバランスが崩れる可能性があります。
また、経済発展に伴う動物性タンパク質摂取量の増加が需給バランスに大きな影響を及ぼすとされ、理由としては植物の飼料で家畜を育て、肉や乳として食すという畜産サイクルが植物をそのまま食すことに比べて負荷が高いためです。成長過程で牛などにより排出されるメタンのような温室効果ガスは地球温暖化の要因となっています。
この流れはすべて人の食事に起因して起きており、食べるものを変えていくことが生産するものの大きな変化を与えるであろうことはイメージしやすいと思います。つまり、持続可能な地球を作るための私たちの一歩とは食事の内容を変えていくこと、それがしやすい環境を作ることだと考えます。
なお、僕はこれを僕の世代でなんとか出来る課題だとは考えていません。人の価値観を変えること、消費を変えること、生産の仕方を変えることなど複合的で多岐にわたる取り組みが必要ですから、僕の世代でなんとか方向性に変化を生めるかもくらいに思っており、僕たちの思いを引き継いで次の世代、その次の世代が50〜100年かけて取り組んでいく壮大なプロジェクトだと捉えています。大変ですが、やっていきましょう。
最後までお読み下さって、ありがとうございます。なぜ私たちが植物性食品を中心とした、環境負荷の低いレシピの食事を用意しようとしているのか、ご理解頂く一助にはなりましたでしょうか?もし少しでも共感したと感じて頂けましたら、Grinoを通して一緒に地球環境の改善につながる取り組みを手を取り合って進めていく仲間になって頂けると嬉しいです。
私たちの想いの発信はこのジャーナルでも続けますし、InstagramやPodcastでも行いますので、是非いろいろな方法でお楽しみ頂ければとおもいます!