2023年3月5日。Grinoの細井と内海の2人で、Grino Bentoを用いた新たな試みを実施しました。
以前からGrinoの細井と繋がりのあった小城さん率いる「ミートフリーマンデーオールジャパン」が主催する「ゼロ円ヴィーガンキッチン」と「公園の路上生活者支援」に参加した模様をお届けいたします。
取り組みの概要
冒頭でご紹介した小城さんをはじめとした「ミートフリーマンデーオールジャパン」の皆様が、毎月第1日曜日と第3日曜日に、東京都新宿区早稲田にある 風まちサロン という場所で、ヴィーガン料理を無償提供する「ゼロ円ヴィーガンキッチン」を開催されています。同日、このヴィーガン料理の一部を新宿区の公園の路上生活者の方々にも直接ご提供するという活動を5年間継続されています。
Grinoは今回、風まちサロンと近隣の公園に足を運び、私たちの在庫管理が甘いために廃棄対象となってしまったGrino Bentoを約30食を直接提供いたしました。
発起人の小城さん
普段は内閣府で働かれている「ミートフリーマンデーオールジャパン」の小城さん。（写真は2021年3月のGrinoのローンチ準備真っ只中に気象科学館で撮影したもの 気象庁の食堂ではベジランチが食べられるそう）
小城さんはもともと超がつくほどの健康オタク。健康的な食事について調べていくうちに、ヴィーガン・プラントベースな食生活に辿りつき、実践していく中で環境や動物に対してもやさしい食の選択肢だと気づいたんだそうです。
この記事を書いている私（内海）は、今回はじめてお会いしましたが、調理理や接客、路上生活者の方々への声掛けをしずかに黙々とこなす姿が印象的な、やさしい雰囲気を持った方でした。
小城さん愛用のキャンバスバッグ。「ミートフリーマンデー」はビートルズの元メンバー ポール・マッカートニー氏が発起人の活動です。
日曜日の夕方「ゼロ円ヴィーガンキッチン」スタート
挨拶も早々に、Grino Bentoを提供する準備（解凍・温め）を進めます。
「ミートフリーマンデー」のエプロンを着たスタッフの方にも、今日初めて来られたというお客様にも、Grino Bentoの見た目の鮮やかさと野菜のボリュームを喜んでいただけました！
18時前後から、お客様がご来店。小城さんお手製のヴィーガン料理＆お味噌汁に加えて、Grino Bentoが振る舞われました。
Grino BentoやGrino自体の説明をすると、味の感想だけではなく 新商品や販売方法のアイディアを話してくださる皆様。自然と笑みがこぼれます。
皆さんの完食が嬉しい..... ご高齢の方には量が多いのではないかと心配でしたが、心配無用でした！
お客様に限らず スタッフの方々も熱心にGrino細井の話に興味津々。有志でこの活動に参加されている皆様なだけあって、どなたも「本当にやさしい方」なんだということをひしひしと感じながら写真を撮らせていただきました。
20時 近隣の公園の路上生活者の方々のもとへ
「ゼロ円ヴィーガンキッチン」がひと段落したところで、もうひとつの目的であるホームレスの方々へのGrino Bento配布へ向かうことに。自転車にGrino Bentoが入った大きなバッグを乗せていざ出発。
公園に到着後、“いつものルート”で路上生活者の方々のところを巡ります。小城さん特性の温かいチャイとともにGrino Bentoを手渡ししていきます。
この活動を、雨の日も風の日も、新型コロナウィルスでこの先どうなるか分からなかった2-3年前もずっと5年間継続されている小城さんをはじめとした「ミートフリーマンデーオールジャパン」の溢れ出るやさしさに驚愕しながら、細井も私（内海）もひとりひとりの路上生活者の方々にGrino Bentoをお渡しいたしました。
ホットチャイが入った紙コップを直接手渡しした時の感覚と、小雨が降る冷たい空気の中で返ってきた「ありがとうございます」という声を、私はずっと忘れないだろうと思います。
Grinoは食を通じて「誰一人取り残さない社会」を目指す
今回の取り組みを通じて、あたらめて食事がもたらす力を感じることができました。健康になれる、環境や動物に負荷をかけない ということとは全く別の軸で、目の前の一食が持つ力。廃棄される可能性があった食品が、誰かのありがとうに変わる取り組みは、（在庫管理のレベルを上げていくことと並行しつつ）今後も継続していきたいと考えています。
小城さん、ミートフリーマンデーオールジャパンの皆様、本当に貴重な機会をありがとうございました！
これからもよろしくお願いいたします！
