映画『100億人―私達は何を食べるのか?』を観て語ろう

映画『100億人―私達は何を食べるのか?』を観て語ろう

2022年 9月 14日

こんにちは、Grinoマサノです!

今回は6月23日に配信した『Grino Sustainable Radio』のトークを書きおこしました。

恒例かつ好評の映画鑑賞企画。今回は2015年公開のドキュメンタリー映画『100億人―私達は何を食べるのか?』について3人で語り合います!

【作品情報】

『100億人―私達は何を食べるのか?』2050年までに世界の人口は100億人に増加すると推定され、食糧安全保障の論戦が白熱する昨今。人工肉、昆虫食、工業型農業など世界の食糧生産と分配に関する事例と、分析的な洞察を示すフードドキュメンタリー。2015年に公開された作品です。

【Podcastの中で紹介したもの】

▶︎シェア畑

https://www.sharebatake.com/

▶︎スマホ脳

https://www.amazon.co.jp/dp/B08M3LS6QX/

 

▼ポッドキャストはこちら

ユウ:こんにちは、Grino代表のユウです。

マサノ:こんにちは、Grinoのマサノです。

ショウタ:こんにちは、Grinoのショウタです。この 番組は地球とあなたに美味しい選択肢、冷凍プラントベースフードを作るGrinoのPodcastコンテンツです。今日もゆるく真面目に話していきます。よろしくお願いします。

2人:お願いします。

ショウタ:今日は恒例の映画を観てしゃべろう企画の第5弾だと思ってるんですけど。

ユウ:そんな話してきたっけ?!

ショウタ:6弾かもしれない(笑)。言ったあとで急に自信が無くなりましたけど。今日は『100億人―私達は何を食べるのか?』っていう邦題の海外の作品になってます。作品情報をまずマサノさんからお願いします。

マサノ:2050年までに世界の人口は100億人に増加すると推定され食料安全保障の論戦が白熱する昨今。人工肉、昆虫食、工業型農業など世界の食料生産と分配に関する事例と分析的な洞察を示すフードドキュメンタリー。2015年に公開された作品です。

ショウタ:毎度毎度読んでいただきありがとうございます。僕がですね、この映画を選んだんですけど2017年くらいにいろんなドキュメンタリーを夫婦で観る中で二番目三番目ぐらいに観た映画で、けっこう影響を与えてもらった映画かなと思ってまして。別の作品で「tomorrow パーマネントライフを探して」っていうのも夫婦でちっちゃい映画館で観たんですけど、それとちょっと内容も被りつつもさらに深く学べるっていう作品だったんで紹介しました。人口がちょっと気になったので調べたんですけど、2100年ぐらいには人口が110億人ぐらいとなると。というところで2050年までに100億人に達するけれど、そこから先は伸びはどうなんだと思ったりしながら。たぶんそのへんが高止まりポイントなのかなとも思うんですけど。そこに向けてもうあと30年ぐらいしかないのでどうするんだ、みたいな作品になってます。今日はユウさん、僕、マサノさんの順番でざっくり感想をまず言っていこうかなと思ってるんですけど、ユウさんどうでしたでしょうか?

ユウ:これ前ね、内海さんに勧められて一回観たことがあって、そのときに一番頭の中に残ってたのが地方の種子バンクと化石燃料ベースの化学肥料についてだったんですけど、今回どちらかというと後半中心に観てて、トットネスポンドとアクアポニックスシステムがだいぶ気になってましたね。とくにアクアポニックスシステムを先週たまたま調べてて、水耕栽培をやってる人と話す機会があったので、水耕栽培単体で考えるとけっこう石油燃料を使うんですよ。温室を使うケースが多いので。水耕栽培をもう少し循環農業的な形にするために何ができるかみたいなことを調べてたらアクアポニックスシステムってのがあって、何かっていうと魚の養殖と作物の栽培を組み合わせる農業なんですね。水耕栽培って作物の下を栄養を含んだ水が流れてそこから野菜が栄養を吸収してって形になってるんですけど、その栄養を魚の排泄物で賄うっていうようなスタイルなんですよ。なので、魚の排泄物が無駄にならない。魚の餌になるものがその作物から落ちるカスとかによって賄われるような形になってるみたいなんですよ。この映画だとこの事例として元NBA選手がやっている貧困都市っていう表現がされてたんですけどたぶんあまり事業が無くて税収も少なくて荒廃しちゃってる街の余った土地でやってたんですね。そこでとくにアクアポニックスシステムについて話をしてて、これはすごくおもしろいなと思いましたね。それと、トットネスポンドですね。

ショウタ:地域通貨ですね。どのへんが刺さったんでしょう?

ユウ:単純にその仕組みがおもしろいなって。地域活性化のために何ができるかの施策のひとつで地域でどれだけお金が払われてるかってことと払われたお金の対象がどれだけその地域で生産されたものに対して行われてるかってことがトラックできるようなシステムになってて。おもしろかったのがトップレス地方の小売店で払われた金額が1年間に43億円だったらしいんですね。あんまり規模の大きい街ではないってことがわかるんですけど。そのうち地元で生産された食料がそのうちの27%で、73%の飲食物は地域外から運ばれて来ていたってことで地域で生産しているものの比率がとても低いってことがわかったと。この映画の特徴っていうかもうテーマの根幹になるものがスモールファーマーが世界各地で自分たちのために地元で食べるものを生産するってことがテーマだったんですよ。アクアポニックスも地域で作ることが出来て地域で食すことができるし、トットネスポンドも地域で作ったものが地域でどれくらい売れるかってことについて話をしている、それがうまくいっている事例の紹介だったんですけど。語り手はずっと全世界の食糧難を救うためにはスモールファーマーが各地域で自分たちのために小規模でもいいので食べるものを作ることが食料難の対策になる得るってことを一環して言ってたんでその事例が紹介されているっていう設計かなと。後半ではとくにそのあたりが気になった。種がとれない大企業の例は比較的よくない事例として紹介されてて、インドで取り組んでる種子バンクの人はその文脈で紹介されててそれもおもしろかった。納得っていう感じでしたね。

ショウタ:観るタイミングによって印象に残る箇所が違いそうですよね。

マサノ:たしかに。

ユウ:違う。「カウスピラシー」なんて2回目に観て初めて響いたんで。この映画も1回目と2回目で響いたところが違った。

ショウタ:めちゃくちゃわかりますね。経済の話に行くときにジム・ロジャーズが出てきてから一気にお金の話になったなぁと思ってて、そのへんの接続が上手いなと思ったりしましたし。

マサノ:たしかに。前半と後半で毛色が違うような感覚は私も感じました。

ショウタ:どんどん後半にいくに連れて良い事例紹介になってきましたね。前半は対比というか、資本家と一時産業従事者の対比みたいな感じでしたけど後半はどんどんこういう取り組みをしてる人がもっといますよっていう紹介にダダ~っとなってきた。経済との繋がりみたいなものもトットネスポンドのところですごい理解できたので。僕の感想はですね、この収録の前に印象的に残った事例を挙げるような話をしましょうって言っときながら僕の感想が自立性が大事だっていう映画だよなぁと思ったんですよね。2回目観たから改めて感じた。今、ウクライナとロシアが戦争してて、ロシアにいろんなところが天然ガスを依存してたりとかウクライナに小麦を依存してたりとか結局それがあるから小麦の値段が上がったりとか化繊の値段も上がったりとかっていう話になってると思うんですけど、他国とか他地域への依存がでかければでかいほど長期的には他国から入れまくってる地域とか国とかってゆっくり崩壊してくってのを2時間の映画を通じて感じたなぁ。いま観たからそう思ったと思うんですけど。2018年ぐらいにデンマークの国がどんだけ凄いのかみたいなイベントに子どもが産まれる前に奥さんと出たことがあって、その場で話されてたデンマークに住んでる日本の方の説明だったんですけど、今の日本とかって日本を人間に例えるといろんなとこから管が繋がれまくっててやっと生きてるみたいな状態。血液も補給されたり酸素も栄養ももうパイプに繋がれた植物人間みたいな状態。これを脱するためにデンマークが100年くらい前から自立に向けて舵を切ってて今があるっていう。他国に食料とかエネルギーを依存しすぎてない国みたいなんですよ。食料自給率とかエネルギー自給率、ぱっと暗記できてないんですけど日本と比べ物にならないくらい高かった印象があってその状態を世界的に目指さないといけないんだなっていうのを改めてこの映画を見直して感じました。ユウさんが最初に投げてくれた化学肥料の話とかまさにだと思うんですけど。資源削りまくって鉱山掘って、削りまくった結果なんとか近代的な工業的な農業を維持してるけどめちゃくちゃ短期的で長期的に見ると地獄に向かってるみたいな状態だと思うんで。

ユウ:ちなみにデンマーク食料自給率300%ですね。

ショウタ:もう100%とかじゃないんですね。

ユウ:輸出国ですね。石油自給率が100%、風量発電が電力供給の2割。2016年の段階ですね。

ショウタ:僕が出たイベントはそのあたりのデータを使ってるんですけど。メモもまだあるんで後ほどお2人にもシェアがしたいんですけどそういうことに向けて本当にやっていかないといけないよなっていうふうに思いました。僕の感想はこんな感じです。マサノさん、どうでした?

マサノ:私もけっこうメモでいっぱいになってしまったんですけど。何度も止めながら戻したりしながら。

ショウタ:2時間じゃ終わらない。

マサノ:そうなんですよ、1時間四40何分くらいの映画だったんですけどたぶん2時間は観てたかな。全体的に事例がどんどん切り替わっていくので最近観たドキュメンタリーの中では今までGrinoのチームで観ましょうって観たものの中には前後したりすることがあると思うんですよ。最初の方のAさんっていう事例がまた他の事例を経て、Aさんに戻ってくるみたいなことがあったと思うんですけど。この映画に関しては割とパラグラフがしっかりしてて一つの事例を説明して次の事例っていう形だったので私としては一回でも理解度が深まってすごく観やすかった。ごめんなさい、映画の構成の話になっちゃったんですけど(笑)。

ショウタ:そう言われるとけっこう今まで観にくかったかも。

マサノ:いままでは自分の前提知識がない中観てるっていうのもあって、とくに海外の方だと皆さん同じように見えたりとかして、あれこの人誰だっけ?とか最初は説明があるんですけど2回目以降から説明されなくなるので「この人なんだっけ?」とかあったんですよ。今回の映画に関してはすごく進み方がわかりやすかったっていうのと全世界のいろんな事例が日本も出てきたり、日本だって思ったりもしながら全世界の事例が出てるのがもちろん網羅してるわけじゃないと思うんですけどそれがすごく楽しく観られたなっていうのが1つ。私も特に気になったのが2つありまして。ユウさんもおっしゃっていた元NBAのバスケットボールの選手の方が65歳から始めた取り組み。とあるアメリカのとある街の取り組みでそこで食と正義のプロジェクトみたいな言い方をされてたんですよね。社会正義食物、たべものって呼んでるのかな、ちょっと日本語になったんでわからなかったんですけど。食物正義、環境正義を目指しています、良い食べ物は良い土からですっていうふうにおっしゃってて。このバスケットボール選手という方が何で65歳からこれを始めたんだろうっていうところもすごく気になったんですけど、ちょうど自分の親もこれくらいの年なので何も遅いなんてことないなぁっていうのは改めてそういう角度からも感じていておもしろかったっていうのと、この環境に関する取り組みでいうと私これすぐやりたいって言ったら変な言い方にはなるんですけどすごい好きだなって思ったのが地域支援型農業っていうふうに書いてあってコミュニティサポートアグリカルチャー、ドイツのボンっていう街で女性がやっているものなんですけどそれが事例としてはインクレディブルエディブルっていう名前のプロジェクトで食べられる食物を街の中に植えていくようなものだったりとか。地域で警察官の方が水まきをお手伝いしたりとかそういうところからも地域のつながりだったり交流が生まれたりとかしていてゲリラ的な園芸をしているゲリラ園芸家みたいな描かれ方をしていたんですけど女性の方の雰囲気も含めて日本で言うとちょっとおせっかいなおばちゃんみたいな、ちょっと茶目っ気ある感じで。でもすごく地域のことを考えていてその警察官の方もちょっと手伝うかぐらいだったのかもしれないですけど、交番の中に座ってては話しかけられなかった人と交流があったみたいな話もあって、そういう地域の繋がりが生まれるのすごくいいなっていうふうに思いましてこういった取り組みとか全世界でもやってるようなところがあるよっていう事例紹介とかも言葉では他に何地域が取り組みをしてますみたいなことが最後紹介されてたんですけどそういったことを日本でやってるところってあるのかなっていうふうに思ったり。小さい地域でもできますし何かをすごく大きく変えないとできないようなことでもないのかなっていうふうに思ったので。ちょっと町田はどういうふうにやってるのかわかんないんですけど。

ショウタ:やってそう。

マサノ:自分の住んでる地域でもそういう取り組みって知るきっかけがないんですけど、知ろうと調べてみたりするのはおもしろいなって思いました。

ユウ:おっしゃる通り、たしかに。

ショウタ:僕もこの事例を何年か前に観てたからかもしれないですけど、今住んでる地域の道路の脇の側道に花壇とか植えてあるじゃないですか。そこの立て札とか見ると何月何日の9時からみんなで清掃してるんで希望者来てくださいっていうのがよくよく見てみるとあって。行こう行こうって半年くらい経つんですけど、予定合わずに。そういうのに参加するだけでもそこで知り合いができるの楽しいなってのもありますよね。

マサノ:ですね~、おもしろかったこれ。

ユウ:うん、おもしろかった!アフリカの事例もあったじゃん。小農のおばちゃんが頑張ってるやつ。ご飯の時間に家族がわらわら集まってきてみんなで集まって飯食ってっていうイベント化してるご飯もいいなぁって。まさに小農の象徴として家族がフューチャーされてたと思うんだけど東京に住んでると自給自足ままならないしイメージできない。渋谷とかにいるとこの街で何か作ってって基本無理だから渋谷っていう街の自給率は超低いと思うの。90%以上外からの仕入れで成り立ってると思うんだけど、そうなると自給自足は相当難しいなって思ってた中でイギリスの事例、インクレディブルエディブルだっけ。街で自給自足の可能性もなくはないなって思った。

マサノ:本当にそうですね。

ユウ:病院の庭か駐車場にもともと大量の工業用の木が植えてあってこの木を食べられるものが成る木にしませんかって医者に言ったら、「いいね、そのアイディア。でもお金ないよ」って言われたから資金調達してやったって。

マサノ:ものすごいパワーですよね!

ユウ:すごい!患者も帰り際に普通に採って食べていいみたいなこと言ってて。めっちゃおもしろいなって。すごく原始的じゃない?そこにあるものって誰かの所有物じゃん、日本って国では。

ショウタ:そうですね。

ユウ:みかんとか採って食べるとその土地の人に怒られるじゃない。でも、そこがあいまいになってるなって思った。この区画整理されて明確に権利が個人に属してる現代において。誰が採って食べてもいいみたいあいまいな感じ。洗って処理してじゃなくて、採って食べて。20万年くらい前のホモサピエンスの原点に戻ったみたいな、すごいおもしろいなって思った。

ショウタ:そうですね。出来ると思うんですけどね。普通に都会の家でもみかんの木を植えてるとこに住んでる人っているじゃないですか。むちゃくちゃ成っててめちゃくちゃ地面に落ちてるっていうのが外から見えてて、それが美味しいかどうかわかんないけどあるだけ食べていいよって一言札があるだけで採って食べようとする小学生がいたりとか。

ユウ:美味しくないと思うんですよ、今の。

ショウタ:美味しくはないと思う。

ユウ:それでいいのよ!

ショウタ:美味しくないなって思い出ができるっていうか。どうやったらおいしくなるかなっていう考える体験がいいと思うし。最近喋ってるけどシェア畑っていうサービスを我が家3月ぐらいからやってるんですけど、サンチュとかめちゃくちゃ採れるんですよ、追いつかないくらい。家庭菜園レベルで作れる食品とか食事ってあるし、シェア畑っていっても畳2畳ぐらいのスペースで耕してるんでそれぐらいのスペースが近所にあればそれだけで3食賄うことはできないんですけど一部自給することはできる。やりようってあるよなって。

マサノ:そうですね。ちょっとお話違うかもしれないんですけど最近改めて知ったのが全国で一番空き家が多いのが世田谷区だったみたいなのをニュースで観て。前にも話したかもしれないんですけどそういう例えば空き家の問題とかもちろんあると思うんですけど世田谷ってことはそこそこに都会でかつ自然も多いエリアだと思うので畑みたいなシェア畑もいいかもしれないですし、渋谷区とかよりももしかしたら結構古い街だと思うのでご年配の方がお住まいになってたお家とかあったりとかそういったところをいらっしゃらなくなったタイミングで畑とかにしてみるとか。都市部でもできたらいいのになぁっていうのは思いましたね。

ショウタ:そうですね。めちゃくちゃ勝手なあれですけどコロナ渦で誰もオフィスに行かなくなったときにペナントとか空きまくるじゃないですか。つぶれたあと、公園とか畑にすればいいのになって誰かと話した記憶があります。そしたら二酸化炭素を土に溜め込んでおくこともできますし、コンクリートのビルが建つよりも。

マサノ:たしかに。最後に私が強く感じたことがあったので紹介したいんですけれど。いままでチームでドキュメンタリーを観たり自分で調べてみたりする中で自分でも出来る範囲で畑やってみたいなって気持ちが増えてきてたんですけど、それってどっちかと言うと楽しむ系の感覚で思ってたんですよ。そういった活動をしてることが自分にとってちょっと気分転換になったりだとか何かを良くするためにしようとかっていう発想ではなくてエンタメとして興味を持てたっていうのが前までだったんですけど、このドキュメンタリーを観た後に思ったのはユウさんもおっしゃっていた自立っていうの考えたときにそれこそ少し自分の畑があったりとか自分で食べ物を生み出せる状況がないことのリスクって結構これから先あるのかなっていうふうにちょっと危機感を感じたんですよ。今だったらスーパーとかどこかに行かないと食べ物がなくて家庭でできることって備蓄しておいたりとか災害用の食べ物を保管しておいたりとかっていうことだと思うんですけど、その中に自分で食べれるようなものを作れていたら何ヶ月もとは言わないですけど例えば数週間数日何か食べ物にアクセスできないシーンがあったとしてももう少しはなんとかなるのかなとか。災害なのかどういう経済的なインパクトのか分からないですけど何か起きた時、有事の時に自分で食べ物が自立できている状態って物凄いことなんだなって思ったときにいままで全て食べ物って外部に依存してる今の生活ってリスクなんじゃないかなって。言葉で言うと大げさに聞こえるかもしれないですけど、ちょっとした危機感を感じて、そういうのもあってそれこそ自分で将来家を買ったりとかしたらお庭なのか畑なのか、別にお家を買わなくても賃貸でもシェア畑はあると思うので借りたりってできると思うんですけど何かしらして自分もそうやって食べ物にアクセスできるような環境を作っておいた方がいいのかなと感じました。

ショウタ:そうですよね。お金がただの紙きれになったときに自分でご飯作れないと。あと農家がいなくなったときに食べるもの無いですからね。

マサノ:おもしろかった、ほんとに。

ユウ:おもしろかったね、これ。

ショウタ:僕らも住んでる場所が近かったらGrinoの畑とかあってもおもしろいですよね。みんなが食べてもいい畑、果物が成る木とかあると楽しいですよね。

ユウ:農業はやらないといけないよね、たぶん。有機農業とかは理想形に近いし、環境再生型の農業とか。マサノさんが言ってたのは全然大げさじゃないなって感じはする。 便利になりすぎてて人間の頭のいい人たちが住みやすい環境を作ってくれてるけど、原始的な生き物じゃなくなってきてるね。原始的な生き物って歩きながらそこにあるものを食べてきたと思うんだけど、一切それしてないってことを考えるとすごく原始的じゃなくなってるし。

ショウタ:そうですね。

ユウ:インフラとかが機能しなくなったら原始的な生活をしなきゃいけないと思うんだけど、いまそことの距離ってのがたしかにあるから。

ショウタ:いっぱいあるな、しゃべること。ひとつだけ加えるとトレイルランをやるんですけど、子どもが産まれてから初めてものすごく久しぶりに3年ぶりに友人と行ったんですけど、やっぱりめっちゃくちゃ疲れるはずなのに元気になって帰ってくるっていうか。でも本来その原始的、何万年もこの生活をしてきたじゃないですか。めちゃくちゃ走って獲物を採ったり戻ったり離れた場所で狩りをやったからこそめっちゃ走って家に帰って家族とご飯食べるとかすごい汗だくで毎日生活するとかっていうのをDNAが覚えてるから疲れるけどリフレッシュするしエネルギー充電して帰ってこれるっていう。

マサノ:うんうん!

ショウタ:たぶん肉体的な運動みたいなことも含めてどんどん原始的とは対極に今いってるから結果疲れてるんだろうなと思うんですよね。

ユウ:そうだよね。しかも超短期間じゃん、2、3千年とかの間でかなり進化してる。スマホなんて2000年初期でしょ、生まれたの。20年くらいでライフスタイルとか変わってる。恐竜とか1億年生きてるわけでしょ、同じかたちで。生きてるライフスパンの違いがスゴイよね。単体としてはたかが80年とかそれくらいだと思うんだけど、ホモサピエンスとしてやっと20万年とかでしょ。この短期間での変化がほんとスゴイなと思う。ちょっと俯瞰してみるとすごい変化。でも、DNAの中にあるものは大きい変化してない。たとえば、黒板を爪でキィーってやるのって嫌じゃん、基本的には。

マサノ:嫌ですね。

ユウ:あれもDNAに刻まれたものらしくて。

ショウタ:へぇーそうなんや、おもしろ!

ユウ:なんで嫌なんだってググったんだけど内容忘れちゃって仮説しかなかった。その音が何かの鳴き声に似てるとか、捕食者のね。わかりやすいじゃん。そこは本能にあるものだから。スマホを使ってる高度に発達した人間にも抗えない恐怖心なんですよ。

マサノ:うんうん、なるほど。

ユウ:そのギャップがおもしろいなって思って。

ショウタ:おもしろいですね。スマホ脳っていうベストセラーあるじゃないですか。読みました?

マサノ:読んでない。

ユウ:買って積ん読してますよ。

ショウタ:あれの第一章の一番最初に黒い丸がめちゃくちゃ並んでるんですよ、ぶわぁ~って。2ページにわたって。その黒い丸って1個当たり1世代か、これまで20万年前に私たちの種が東アフリカに出現して以来の1世代を現しているんですけど。何世代も連なりあってきてこの現在まで来た世代を1個のちっちゃい丸の集合体で現しているんですけど、すごい量なんですよ、本当に。その最後の部分だけがスマホ世代というか、その中でこんだけの変化が起きてるから人間がそこに適応できるわけがないっていう。

マサノ:なるほど。

ユウ:スゴイね、スピード感がスゴイね!このスタートってフランスの革命かららしいの。価値観の逆転が一日で起きちゃっていう。王がすべての土地を持ってた、そこに国民を住まわせた、そこで逆転が起きて個人の権利として土地を持つようになったの、1日で。それってさ、普通の生き物に起きないじゃん。虎が今日からルール変えます、僕らは今日からリスは食べません、ってしないわけじゃん。

マサノ:(笑)。

ショウタ:そりゃそうですね!

ユウ:一般的な生き物はそれが出来ないんだけど、ホモサピエンスの特長として無いものを信じることが出来るとかみんなで共通の価値として何かを掲げてこういうふうに生きていこうっていうルール作りができるっていうのは特長だから出来るんだけど。生き方が変わるとか生まれたときから教育があるっていうのもその1つだと思うんだけど。そのあたりホモサピエンスの特長としておもしろいなって。話全然違うけどさ、黒丸の点の話もアメリカの東に生まれたやつがアルゼンチンの南まで到達するってやっぱり黒丸が相当ないと無理だよね?!

ショウタ:世代を重ねないと。

ユウ:ロシアの東からさ、アラスカに行ってんだよ、あのくそ寒い中。たぶんさ、ナウマン象とかの皮をはいできてっていうのが無いとダメだったと思うんだけど。よく行こうと思ったよね、本能的に。スゴイおもしろい。それでも20万年。

ショウタ:もしよかったら、スマホ脳などなど。僕も全部読んだかどうか記憶にないんですけれど、いかに今が異常かっていうのが感覚的にわかる本だと思います。冒頭だけでも立ち読みしてみてください。立ち読みって言ったら怒られるか(笑)。今日はですね、3人で映画『100億人―私達は何を食べるのか?』っていう映画の感想を語り合いましたけれど。これから起点で別の作品を観たり、来週再来週くらいから映画月間を始めたいと思いますのでまた次の作品の感想と紹介を楽しみにしていただきたいと思います。僕らの毎週末映画を観る生活が改めて始まりますので。勉強していきましょう。

マサノ:ハイ、楽しみです。

ショウタ:では、本日以上になります。ごちそうさまでした。

2人: ごちそうさまでした。

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