Grino Bento 山﨑由華

こんにちは、Grinoマサノです!

今回は11月17日に配信した『Grino Sustainable Radio』のトークを書きおこしました。

ほんとうに美味しい冷凍腸活弁当「GrinoBento」を創り上げてくれた菜食コンサルタントの山﨑由華さんと「食」をテーマに語り合いました!山﨑由華さんの食への向き合い方や、菜食コンサルタントとして働くようになった背景など、よりパーソナルな部分をお話しいただいています!

 

▼ポッドキャストはこちら

ユウ:こんにちは、Grinoのユウです。

ショウタ:こんにちは、Grinoのショウタです。この番組は地球とあなたに美味しい選択肢、冷凍プラントベースフードブランドGrinoのPodcastコンテンツです。今日もゆるく真面目に話していきます。よろしくお願いします。

ユウ:お願いします。

ショウタ:今日は逗子に来ていまして、 ゲストに来ていただいています。菜食コンサルタントの山﨑由華さんです。よろしくお願いします。

山﨑由華さん:よろしくお願いします。

ショウタ:逗子にある由華さんのご自宅、シェアハウスに来て、撮影だの収録だのしているというところなんですがその延長でPodcastを録らせてもらっています。

ユウ:最高ですね!

山﨑由華さん:さっき細井さん、1時間ほど散策に出られて。

ショウタ:散策相手の紹介も!

ユウ:どう?ゆうたろうくん。息子が隣にいるんですけれど、彼と一緒に。一色海岸に行ってきました。めちゃくちゃ良かったですね。

ショウタ:1時間弱ぐらい散策されていましたけど。

ユウ:トンビの鳴き声も癒されるし。

ショウタ:風は強くなかったですか?

ユウ:強くなかったです。魚がたくさんいたよね?

ショウタ:えー、すごい、海の中見たの?

山﨑由華さん:けっこうぴょんぴょん飛んだり上から見たりしますね。

ユウ:海にはいなくて川にいたね。サギもいたよね?

ショウタ:息子さんはしゃべっていないんですけれど。小学校1年生。シャイ真っ盛りということで。改めて由華さんの簡単な自己紹介をお願いします。

山﨑由華さん:菜食コンサルタントとして活動させていただいております山﨑由華です。今回Grinoさんと一緒に冷凍弁当の開発・レシピの製作から携わっております。

ショウタ:緊張しなくていいですよ(笑)。僕ちょっとかっちりやりすぎちゃったんで。普通にしゃべってください。今日は前半、山﨑由華さんの食について。今まで由華さんの話題ってPodcastで2回ぐらい出ていて、前回は弁当のローンチのタイミングで出てもらったんですけど、弁当の話をしすぎたなっていうか、由華さんのパーソナルな話をもうちょっと聞きたいよねっていうのが僕らの中でもあったので由華さんの食の話についてもうちょっとラフに話したいなと思っています。後半はGrino弁当をどういうふうに楽しんでもらいたいかっていうのをユウさんを中心にお話できればなと思っています。

ショウタ:じゃあ、由華さんと食について。結構テーマがでっかいんですけれど。まず最初に菜食コンサルタントってなんやねんっていうのと、なんでそれを仕事にしたのかみたいな話からまず聞ければなと思うんですけれど、いかがでしょうか?

山﨑由華さん:現状としては、菜食コンサルタントとして今回みたいに菜食の商品の開発する際にレシピ開発や栄養学の専門家としてアドバイスをしながらそのプロダクトとかコンセプトに沿ったレシピを開発するっていうお仕事をしているっていうのがひとつ。あとは、今ちょっとお休み中なんですけれども、菜食の栄養学セミナーを開講して。

ショウタ:僕が受けたやつね。

山﨑由華さん:はい。そこで菜食をやってみたいけれど、知識がなくてなかなか始められないとか続けられないって方が多いので、そういう方に安心してこれだったら菜食に取り組めるなって思えるような事前の知識をご提供するセミナーを行っていたり。最近、菜食とかヴィーガンとかプラントベースとかそういうワードが世の中にたくさん出回るようになってきて、いろんな企業の方が菜食について学ばないとまずいってなってきているので社内研修とかでお話してくれませんかってお声がけいただいたりとか、オンライン相談をしたりとか、オンラインで食に関する連載を書いていたり、そのような形でいま菜食に関連した本当に菜食のコンサルタントっていう形でお仕事をしています。

ショウタ:すごい。

ユウ:そうなんですね。興味を持つのが食系の会社さんなんですね。

山﨑由華さん:そうですね。食系の会社さんが多いですね。具体的に名前はお出しできないんですが。プロダクトに菜食が関わってくる会社さんが多いですね。

ユウ:市場のうねりみたいなものを感じているわけですよね。いいことですね。

ショウタ:忙しそうですしね、最近。

山﨑由華さん:そうですね。

ショウタ:僕くらいの距離感の人でも感じるくらいの忙しさ。

山﨑由華さん:最近本当にばたばたしていて。自炊するのがセルフケアの時間だったりもするんですけど、それがなかなか取れなくて、一回もう精神的にだいぶ疲れたっていうときがあったんですけど。無理にでも自炊の時間はちゃんと取ったほうがいいなって、自分にとっては。

ユウ:それもあとの話につながってきそうですね。

ショウタ:めちゃくちゃ手抜きのご飯って由華さんから想像できないんですけど、手抜きごはんを食べた日って何を食べてるんですか?

ユウ:なるほど。だいたいご飯の上に木綿豆腐とかを手でぎゅって絞って乗せて、お醤油とか海苔とかキムチとかごま油とかごまとか梅干しとか入れて、ばぁって混ぜてそれだけで食べるときもありますね、忙しいときは。余裕があればスープを作るか。本当にそのごはんを作るときは余裕がないので、本当にご飯とお豆腐と何かしらとナッツ系と海藻と。何も刻んだりしなくて済むものだけ乗せて食べるってことをしています。これは手抜きご飯とかじゃなくて、本当はやっちゃいけない(笑)。時間はないけれど、何か食べた方がいいなってときにやるごはんですね。

ショウタ:なるほど。僕とユウさんのお昼ごはんくらいリッチですね(笑)。

3人:(笑)。

ユウ:全然一般人と比べたら。

ショウタ:すいません、ちょっと寄り道しちゃって。

ショウタ:幼少期から遡ってもらって、食に興味あるな自分って自覚したタイミングとかきっかけとかあったら教えてほしいんですけれど。

山﨑由華さん:自覚したタイミングはすごく遅いですね。振り返ってみると、幼稚園とか小学校のときとかに図書館に行ったら、小説とかいろんな物語の本ってよりかレシピ本コーナーに直行して。本当にレシピを読むことをしていたので、本当に小さいときから自分が食が好きとかそういうのに関係なく、食べ物に関するものにすごく惹かれてましたし、小学校とか中学校の授業で家庭科の授業で全国各地の郷土料理とかが載っているマップをひたすらに見る(笑)。そういう感じでしたね。ここ1、2年くらいで実家に戻っていろんな自分のものの整理をしていたときに幼稚園のときの絵の作品集みたいなのがあって、絵の中に私の好きな食べ物は空欄みたいなのがあって、そこにフランボワーズって書いてあった(笑)。

2人:(笑)。

山﨑由華さん:なんかすごい嫌だ、この幼稚園生(笑)。ふつうの幼稚園はフランボワーズっていう単語を知らない。

ショウタ:カレーとかね?

ユウ:ゆうたろう、知らないもんね?

山﨑由華さん:ちなみにフランボワーズってフランス語でラズベリーっていう意味なんですけど、よく洋菓子、フランボワーズのなんたらってそこから取っていると思うんですけど、それくらい食に興味があるこだわりの強い子だったんだなっていうのを今になって思い返して感じてます。

ショウタ:なるほどね。エンタメの1個として食の読み物があったって感じですよね。

ユウ:後天的なものなんですかね?環境によるもの?本能で興味を持ってる?

山﨑由華さん:たぶん先天的に食に興味はあったんですけど、実際に料理を生活の中ですごくするようになったのは後天的なものだと思っていて。私が育った家族が母がそんなにいっぱいいろんなことをやってくれる母じゃなかったんですよね。家事とか結構自分でやらないといけなくて。小学校のときも休日とか朝早く起きてもご飯が出てこないし、自分で作らないと何か食べるものがないっていう感じだったので。

ショウタ:意外。

山﨑由華さん:もちろん本当に母親としてのことはいろいろしてくれたんですけど、自分がご飯を食べたいタイミングで作ってもらえることが少なかったので、自分で作る。小学校のときから自分で作って食べていたので、そこで料理のスキルがついてきたのかなと思います。姉の分も作ってたりしたんですよ。私の姉はご飯が出てこないと食べない人だったので。もともとの性格とかもあると思うんですけれど、もともと食に興味があって出てこないから自分で作るっていうのが重なって、すごくいま食に精通した人間になりました。

ユウ:納得ですね!それは非常にわかりやすい。

ショウタ:なるほど~。お姉ちゃんぽい感じの振る舞いですけれど、逆なんですね。お姉ちゃんがやらなくて妹がやってたんですね。

山﨑由華さん:そう!姉、ゆきちゃんって言うんですけれど、ゆきちゃんも食べる?って聞くと、食べる、じゃあ作るみたいな(笑)。

ユウ:良い関係だなぁ。

ショウタ:ある意味、特殊かもしれないですね。

山﨑由華さん:けっこう特殊だと思います。

ショウタ:食事って今の山﨑さんにとってどういう位置付けですか?

山﨑由華さん:自分にとってのセルフケアでもありエンタメでもあり本当に欠かすことができないものって考えていて。食って唯一五感で楽しめるものだと思うんです。目で見て、視覚的にも楽しめるし、味も楽しめるし、香りもあるし、口の中で噛むときの食感もあるし、あとシャキシャキとかそういうことも耳で聞けるっていう本当に全ての感覚を刺激してくれるものなんですよね。そういう意味では一種のアートだと思っていて。最近先ほどお話した通り、けっこう忙しくて、自炊をする時間を取れないとか今は自宅に帰ってくるのも難しくて都内に居ることもあって、自炊を本当にしばらく出来なかったタイミングがあって、それに気づいたらかなりのストレスで。最近は逆に切羽詰まって時間ないけど、何やっててもストレスっていうときは逆に自炊に逃げてる。私にとっては食って一応いろんなものを把握してるものであって自分が何やってるかも分かってるし、どんなものができるのか、もちろんそこで冒険はあるんですけど、これやったらこういうものができると大体想定できてる中で唯一自分がコントロールできるものなんですね。小さいときからサッカーをしていて、今は仕事ばっかりだけど、ちょっと息抜きしたいときにサッカーをしにいくとか走りに行くとかヨガをするとか、私はそれが料理をすることが息を抜けるタイミングなので本当に欠かすこともできないものですね。もちろん栄養素を取り入れないと生きていけないっていう意味でみなさんにとっても欠かすことのできないとは思うんですけど、ただ食べるだけじゃなくて作るところから食に携われるのがすごく自分にとっては大切だなと思ってます。

ユウ:いま話を聞いていて、五感の中に含まれているものっていうのが食って五感の中の何?

山﨑由華さん:食感?

ユウ:けっこう限定的じゃないですか?さっき言ったように食感が含まれていないものの方がたぶんあると思うんですよね、選択肢がたくさん。口に何かものを入れるっていう行為が食にしか発生しないじゃないですか。香りだけを楽しむこともあるし、音だけを楽しむこと、イヤホンをつけて音楽を聴くっていう行為の中に確実に食感って働かないと思うんですよ。食って五感をすべて含んでいるってかなり貴重な存在だということを話を聞いていて思ったんですよ。

ショウタ:味覚ですね。

山﨑由華さん:人それぞれ絶対どこかで創造性を発揮してると思うんですよ。私はもう圧倒的に食だなぁと思っていて。なので、自炊ってものが抜けると自分のクリエイティブ性、創造性をどこにも発揮できなくてストレスっていうのもあるんですよね。

ショウタ:なるほどね。突っ込んで聞くと、食の中でも菜食を選んでいるじゃないですか。ヴィーガンの生き方を選んでいることに関して考えとか思いとかありますか?

山﨑由華さん:そうですね。本当に今まで話している中でもなんとなく察していただけるかなと思うんですけど、食がすごく好きなので食べることも好きだし作ることも好きだし写真見てるだけでも幸せになってくるくらいなんですけど。それで菜食っていう選択を取っていて。一番最初に菜食っていう言葉を知ったタイミングが高校生のときだったんですけれど、そのときから食は大好きだったので菜食というか動物性のものを一切取り入れない生活は無理だと思って(笑)。ヨーグルト好きだし、唐揚げ好きだし、焼き魚好きだし、そんなの無理って思ってたんですよ。なので、そういう生き方をする人もいるんだ、しかもそのときは動物愛護っていう理由でしか菜食を取り入れるっていうのを自分が知らなかったんですよ。リサーチしていなかったので。なので、動物のために自分が食べたいものを我慢するってすごいことだなと思ってたんですよ。そのまま通り過ぎて、大学でいろいろな食品産業とか畜産業の裏側を知って、食はすごく好きだけど自分の欲を満たすためとかにこの犠牲は出したくない、こんな問題が起きてる中、自分のことを優先して自分のことを満たすためだけに動物を食べたりそういう選択を取ることが自分の中ではできないなって思うようになって。でも、やっぱり好きなんですよね、食が。なので、菜食ってなると一般的にはいろんな制限がかかる食事って思われている中、海外だと宗教上元々ベジタリアンの方とかお肉を食べない方とか多いので、けっこう食文化が豊かなんですよね。意外とお肉を食べなくてもこんなに選択肢があるんだとか、逆にいままでお肉とかお魚とか食べてたからこそ選択肢が狭まっていたというか。食べるものというと生姜焼き、唐揚げとかもともと自分が持ってるレパートリーの中でしか選択肢がなかったの中、逆に菜食ってなったらどんなのがあるんだろうっていう探究心に変わって、逆に凄く面白かった。もちろんこれはあまり食に時間をかけたくない人にとってはただの労力になってしまうかもしれないんですけど、すごく食に興味があったので、こんな新しい世界が広がっていたんだ、全然知らなかったって新しい食材やレシピを試したりとかそれで私にとっては菜食って食の可能性やバリエーションの広さを教えてくれた食生活ではあって。菜食っていうとすごく大変そうだねって言われるんですけど、日本で菜食をするってなると外食で困るタイミングがないとは言えないんですけど。でも、全然楽しみながら菜食ができる社会になってきたなと思いますし、実際にそういう楽しんで菜食を取り入れられるようにGrinoさんも菜食弁当を作ってくださっていたりとか。本当に5年10年前と比べると今は菜食の可能性はもっと広がっていて、今から菜食を取り入れようっていう人はすごくいろんな選択肢があることに気づけると思うので。ちょっと話がまとまらないんですけど。

ショウタ:まとまってますよ!

ユウ:シェフと話したときに感じるのは縛りにけっこう燃えるみたいな。これ使っちゃいけないって中で美味しくするのってやりがいがある。それに近い感覚を持ってるなって話を聞いて思いました。そういう捉え方は全然考えたことがなかったので新しい価値観に触れておもしろかった。

ショウタ:でも、お肉、ユウさんもやめた。僕も肉をやめたときに、2年半前に。狭まったっていう感覚よりもこっちの世界があるぞっていうか、僕は新世界に突入したって表現したんですけれど。世の中の見え方が変わったし、逆に広がったっていうか。いままでがフリーすぎて。自由がいちばん窮屈だというか。その感覚を話を聞いていて思い出しました。

山﨑由華さん:そう。お豆って言ったら前まで大豆と小豆しか知らなかった。鶯豆とかエンドウ豆とかあるなか。お豆っていったらそれくらいのレパートリーしか知らなかったんですけれど、いまやレンズ豆もあるし、ひよこ豆もあるし。今それしか出てこないんですけど(笑)。

ショウタ:Grinoでどっちも使ってる。

山﨑由華さん:そうですね(笑)。キドニービーンズとかブラックビーンズとかいろいろあって。ひとつの食材をとるだけでもどんどん深掘りしていけるし、野菜だけじゃないんだなっていうのはすごく思いますね。

ショウタ:たしかにそうだなぁ。牛肉ってなると部位の話になるけど、何牛とかいっぱいあるにせよ。野菜ってなると豆だけでもすごい種類があるから、そのへんの深さは全然違いそうですね。

ショウタ:菜食を始めたときはお肉を食べたいとかお魚を食べたいとか思わなかったんですか?

山﨑由華さん:お肉を食べたいは正直あんまりなかったですね。お肉よりもお魚、焼き魚はやっぱり恋しいというか、あれは美味しかったよなっていうのはずっとあったりはしたんですけど。でも、もう1回食べたいっていうよりはお魚とか今まで自分が好きだったもの以外にいろんな美味しいものがあるっていうのに気付きだしたので、いままで美味しいものっていったら唐揚げ・焼き魚・かつ丼とか。それが美味しいものだから、それがなくなるとなるとヤバいってなるんですけど、それ以外にファラフェルとかヴィーガンのバーガーもあるし、ローストベジタブルのロースト野菜の美味しさを再発見したりとかそういうのでこんなに美味しいものが植物性のものだけでもあるんだっていうのあったし、自分の好きなものが更新されていったので。焼き魚とか唐揚げとかもすごく好きだったんですけど、好きだったものになりましたね。もちろん今でも思い返したら美味しかったなって思うんですけど、今こっちの美味しい選択肢がある中、わざわざそっちを選ばないかなって。

ショウタ:めちゃくちゃわかりますね!僕も唐揚げを食べたいなと思う瞬間がまだあるんですけど、でも美味しかったよなぁ、なんですよ。僕、香川から大阪に出てきて、大阪から東京に来て今は千葉に住んでるんですけど、大阪時代はおもろかったな〜、でも今から大阪に引っ越そうとは思わないっていう(笑)。

ユウ:その比喩、おもしろい(笑)。

ショウタ:超近いなと思って。さっきの場所の話で例えると、北海道とか北欧に住んでみたいとかそういうのがただ食事ってだけっていうくらいな違いにしか良い意味で感じなかったから。もっとカジュアルに食の選択肢を絞るっていうのはあっていいなぁと思いました。菜食を取り入れるっていうのは新大陸を発見するっていう意味でもっと取り入れる人が増えてもいいなって思いました。 めっちゃわかるなぁ、さっきの。焼き魚美味しかったよなって思う感覚がめっちゃわかる!僕は焼き魚をまだ食べるんですけれど、唐揚げ美味しかったよなぁ、焼肉美味しかったよなぁってめっちゃ思うんですけれど、でも、食べない。

山﨑由華さん:そうなんですよね。

ショウタ:他にもっと美味しい新しいものを見つけたいから食べないみたいなのめちゃくちゃわかるな。すいません、興奮していっぱいしゃべりましたけど。

ショウタ:もうちょっと聞きたいんですけど、時間の都合もありますので後半の話題に行きたいなと思います。Grino弁当の発案者がユウさんであり、Grinoっていう括りでいうと僕もその中に入っていると思いますけど、去年の夏にGrino弁当が完成したらこういうふうに食べて欲しいよねって話をしていたことがありましたね。そういう話も出来たらと思います。その上でレシピ開発者を山﨑由華さんに指名させていただいて一緒に協力をしてレシピ開発をしたので、開発者としてこういうふうにGrino弁当を食べてほしい、特定のこのカポナータの弁当とかじゃなくてGrino弁当をトータルとしてこういうふうに食べてほしいっていうのをお互いから聞けたらなぁと思います。まずユウさん、どうですか?

ユウ:さっき冒頭に言っていたアイデアがふつふつと湧いてきたとき、外苑前の銀杏並木の下で。

ショウタ:たまには外でミーティングしますからね。

ユウ:シェイクシャックでベジバーガーを食べながら話してたときに、シェイクシャックで食べながらっていうシチュエーションがおもしろいんですけれど、食べる体験をどうしていきたいかみたいな話をたしかしていて、機能面の重要性ももちろんあるんだけど、それはある前提としてどういうふうにその食事に向き合うかみたいなことの重要性は高いよねみたいな話をしてたんですよね。僕がそのとき1年前ぐらいにマインドフルイーティングみたいなイベントをやったことがあって、食べる時間の捉え方をもうちょっと変えたいっていう話をITの会社にして、その会社が福利厚生予算でそれやりましょうって言ってくれて、マインドフルネスの先生と一緒に食事を目の前にしてやったんですよ。マインドフルネスを合わせて。けっこうそれがおもしろくて。さっき由華さんが言ってくれた食事は唯一の五感を通して楽しめるってものすごい貴重だなって思ったんですよ。むしろ食事じゃないと五感すべてフル稼働で楽しめないじゃないですか。日々の生活に五感をフル活用して楽しめる瞬間があるって結構大事だなと思ったんですよ。それを考えたときに食事の時間をちょっと違う捉え方をして今みたいな感じで自分の1日の一種のハイライトみたいな感じでちゃんと楽しめるといいなって思った。食のプロである由華さんが調理とか自炊の話をしてくださったんですけれど、食べるところにフォーカスをしたときにどういうふうに食べてるのかとか。もちろん仕事を考えながら食べてるときもあったりすると思うんですけど、特殊な人がどうやって食事をしているのかを知れると僕らもそこの知識を得ながら食に向き合えていいなと思ったんですよ。もうちょっとだけ話させてもらうと、この前「日常芋飯事」っていうさつま芋のお菓子を作っている方々にお話を聞いたときにものすごい想いを持っていて、さつま芋のお菓子を通じて大地と繋がってほしいっておっしゃってたんですよ。作り手の話を聞いたあとに食べたときの体験ってまた別格だなって思ったんです。作ってる人が何を考えて作ったものなのかっていうのを知った上で食べてもらいたいなと思って、このお話を聞いたと。

山﨑由華さん:なるほど。わかりました。私が食べるときに考えていること、本当にそのときそのときで違うんですけど。でも、やっぱりまずその食べものの中に何が入っているかはすごく見ちゃいますね。ポタージュになっていようが、これって何が入ってるんだろう、どんなもので構成されてるんだろう、どうやって作られたんだろうって考えます。

ショウタ:なるほど、なるほど。いいですね!集中できますね、食べるものに。

山﨑由華さん:先ほど細井さんもおっしゃっていたんですけれど、食べること、料理って五感で味わえるアート体験だと思っていて、まず味には着目するし、食感がどんなものなのかとか。例えばお水でも食感って違うじゃないですか。

2人: あぁ~、たしかに。

山﨑由華さん:硬水と軟水でも違いますし、味も違いますし。それがもっと複雑な料理ってなると相当集中しないとそれぞれの感覚で味わえないっていうか。あんまり音に着目して食べている人も少ないと思いますし、色がどれくらい入っているのかとか、これはコリコリしてる、ほくほくしているとか。例えばジャガイモが入っている料理で、これはなんのジャガイモを使っているんだろう、キタアカリなのか男爵なのか。そういうのがいろいろあるので。食べ物を食べるときはこの食材は何、このメニューは何でできているのか、どの食材を使ってるのか、どうやって作られたのかを考えながら味わって食べてます。

ユウ:やってます?それ(笑)。

山﨑由華さん:今回、お弁当を作る上でも見た目はすごく重視していて、栄養面とか機能性の部分っていうのは大前提として、その中でもちゃんと彩り豊かでそれぞれの食感があって五味が満たされてていうのは意識しています。

ユウ:もう見て取れますよね、あのレシピから。

山﨑由華さん:本当、開けた瞬間の香りとか五感すべてフル活用でGrino弁当を食べていただけたらなって思います。

ユウ:食事に集中するってなかなか日々の生活で出来ないですよね?

山﨑由華さん:難しいです。私もスマホ見ながら食べちゃうときとかありますし、パソコンをかたかたしながらとか。もちろん毎回できるわけじゃないんですけれど、1日の中で1回は落ち着いた空間でちゃんと席について、目の前のものと向き合いながら口にものを運ぶっていうのは是非やっていただきたいなって思います。

ユウ:リセットのいいタイミングになりそうですよね。忙しく働いている日のお昼の時間にその時間を設けられると。

山﨑由華さん:圧倒的に。視覚的にもそうですし。よく噛むっていうだけでも。咀嚼って脳にも良い刺激があって良いリセットの時間になるので、忙しいときこそ食の時間を大切にしてほしいなと思います。

ユウ:なるほど。意識しましょう。

ショウタ:わかりました。

ユウ:仕事しながら食べちゃうかもしれないけれど。

ショウタ:ユウさん、最後にGrino弁当をどういうふうに食べてほしいかっていうのをユウさんとして話してもらいたい。

ユウ:僕としては今のお話がけっこう近くて、前にマインドフルイーティングをやったのも、Grino弁当で届けたい体験のもともとあった構想に近いんですけど。何か1つのことに集中する行為がマインドフルネスと近い感覚だと思うんですよ。マインドフルネスって瞑想して体の呼吸に集中するとかでふだん無意識で使っちゃってる脳を休めるみたいな目的があったりすると思うんですけど。食事もそれに近い行為だと思っていて、咀嚼を意識するとか食べたことを意識するとかってほとんどやっていなくて、無意識で気づいたら食事が終わってたみたいなパターンってあると思うんですけど、あえて食事に集中するっていう時間を10分15分でいいから持ってもらえると、あくせく働いている人の精神的な部分の支えになったりするんじゃないかなと思ったんで、ちょっとリセットのための食事みたいなふうに捉えていただいて、落ち着いて食べる時間を創出するきっかけにできるといいんじゃないかなっていうのが僕の感覚。どっちかというと僕は機能とかによりがちなんで、感覚が。だから由華さんの話を聞きたかったんですよ。おそらくそうじゃない人はどうやって食べているのか。想像通り、素材や咀嚼を意識するみたいなことをおっしゃっていたので、普段やっていない食との向き合い方を取り入れられると新しい食事体験になるんじゃないかなと。これを聞いてほしいんですよ。これを聞いて食べてほしいんですよ。それでやっと食事が変わると思うので。

山﨑由華さん:単純に食べてみて、これは甘いなとか、これはちょっと酸味があるなとか、これは食材が味がするとか、このカレーのスパイスには何が使われているんだろうとか、そういうことを考えながらお楽しみいただけたらなと思います。

ショウタ:いいですね。ありがとうございます。僕も補足すると、ただおなかの足しになるものを5分くらいあっためてすぐにがーっと食べて午後の仕事のためにおなかにものを入れるっていう感覚じゃなくて、その食事の15分くらいはリセットして、添加物も一切気にせずに目の前の食事を楽しんでもらいたいなっていうのが弁当に込めた僕らの思いでもあるのでそれをぜひ体験してもらいたいなと思っています。では、今日は貴重なお話をいっぱいありがとうございました。

2人:ありがとうございました!

ショウタ:改めて由華さんのことを知れたのでこれからもレシピ開発などよろしくお願いします。

山﨑由華さん:よろしくお願いします!

ショウタ:本日は以上になります。ごちそうさまでした。

ユウ:ごちそうさまでした。

山﨑由華さん:ごちそうさまでした!
Grinoのラジオゲスト対談中の人の想い食と健康

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