玄米の健康上の利点は、従来の白米よりも高い栄養価が評価され、近年、健康志向の高まりと共に人気が高まっています。玄米は白米よりも食物繊維やミネラル、ビタミンB群などが豊富に含まれており、ダイエットにも効果的と言われています。しかし、その美味しさを最大限に引き出すためには、炊き方に工夫が必要だということを知っていますか?この記事では玄米の炊き方についてご紹介したいと思います。
玄米の水分と浸水時間
玄米の特性を理解するためには、その構造を理解することが重要です。玄米は、白米が胚芽と糠(ぬか)を取り除いたものであるのに対し、玄米はそれらを保持しています。胚芽と糠層は栄養価が高いですが、これらが存在することで玄米は硬く、独特の風味があります。
玄米を美味しく炊くためのポイントは、適切な水分と十分な浸水時間です。白米と比べて玄米は固いため、充分な水分を吸収させ、十分な浸水時間を確保することが重要です。一般的には、玄米1合の容積に対して、1.5倍程度の水(1.5合)が目安とされています。
また、浸水時間は一晩(6時間以上)程度を目処に、理想的には12時間程度確保することが推奨されます。浸水時間を確保することで玄米は十分に水分を吸収し、炊き上がりがふっくらとします。(出典:全農パールライス株式会社|玄米の炊き方)
玄米を美味しく炊くためのステップ
では、玄米を最高に美味しく炊くためのステップを具体的に見ていきましょう。
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玄米を選ぶ
まず、新鮮な玄米を選ぶことが重要です。新鮮な玄米は風味が良く、炊き上がりも良いです。保存方法にも注意が必要で、湿度や温度の変化から玄米を守るために、冷暗所で保存します。
Grino Bentoで採用している玄米は特別栽培玄米ミルキークイーン(玄米が半透明でお米の表面が乳白色に見えることから命名)で、もち米に似ていながらコシヒカリ並みに光沢があり、味がよい、柔らかく、粘りが強いのが特徴の逸品です。 -
適切な水分を確保する
玄米1合に対して、水はお米の容積の1.5倍程度が目安です。もちろん、水量は自分の好みや炊飯器の特性に応じて調整していただいて結構です。 -
十分な浸水時間を確保する
玄米は硬いため、十分な浸水時間を確保することが重要です。最低でも6時間以上、理想的には12時間程度確保することが推奨されます。 -
炊飯器で炊く
炊飯器を使えば、美味しい玄米を簡単に炊くことができます。最近の炊飯器には、玄米専用のモードが付いているものも多く、これを利用すると最適な火加減で炊くことができます。 -
蒸らし時間を設ける
炊飯器のスイッチが切れたらすぐには開けず、10〜15分程度蒸らします。これにより、玄米の中に閉じ込められた蒸気が均一に行き渡り、ふっくらとした食感になります。
これらのステップを踏むことで、玄米の美味しさを最大限に引き出すことができます。お待たせしました、炊き上がりましたら、美味しく食べましょう!!
玄米を活用したメニュー
玄米を上手に活用するためには、さまざまなメニューを楽しむことも重要です。玄米はそのままご飯として食べるだけでなく、おにぎりや混ぜご飯、スープなどにも活用できます。また、玄米を炊き立ての時に少し多めに炊いておき、冷凍保存することも可能です。冷凍した玄米はレンジで解凍してから使用することで、時短料理にも活用できます。
Grino Bentoにはお米のプロでもあるTokyo Bento Laboさんがこだわり抜いておすすめする「特別栽培米:ミルキークイーン」を使っています。一晩じっくりと浸水させて、スチームコンベクションオーブンを使ってもっちりと炊き上げます。
また、地元篠﨑の小松菜農家さんからいただく小松菜の茎がある場合、お米と一緒に炊くことでファイトケミカル(野菜の皮や茎に含まれる抗酸化作用などの効果のある物質)を玄米に炊き込むという超こだわりのお米にしています。
健康志向の高まりと共に注目が集まる玄米ですが、体に良いとされるものの炊き方の難しさなどで経験されるケースもあります。その美味しさを最大限に引き出すことで、美味しく体に良い食事を楽しむことができますので、適切な炊き方が重要です。ご紹介した方法を試して、玄米の美味しさをぜひ堪能してみてください!
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