映画『オクジャ』を観た感想を語ろう

こんにちは、Grinoマサノです!

今回は4月21日に配信した『Grino Sustainable Radio』のトークを書きおこしました。

映画『パラサイト 半地下の家族』で有名なポン・ジュノ監督が、化学倫理、動物愛護、企業のマーケティングなど様々な視点で「工業畜産」を描いた2017年の作品『オクジャ』についてGrinoの3人で語り合いました。

「動物を育てて食べる」ということについて改めて考えさせられる映画であり、これからも考え続けていきたいテーマでもあります。

【Podcastの中で紹介したもの】

※外部サイトにリンクします

(ショウタのnote記事)

 
▼ポッドキャストはこちらから


ユウ:こんにちは、Grino代表のユウです。

マサノ:こんにちは、Grinoのマサノです。

ショウタ:こんにちは、Grinoのショウタです。この Podcastは地球とあなたに美味しい選択肢、冷凍プラントベースフード、ブ、ブランド、Grinoがお届けする番組です。Grinoのコアメンバーでゆるく話していきます。商品のことや地球とあなたのためになる話、我々の熱い想いなどを話していきます。よろしくお願いします。

ユウ:よろしくお願いします!

マサノ:よろしくお願いします(笑)。

ショウタ:ブ、ブランドって言っちゃいましたけど、久々すぎてすみません!

マサノ: 難しいですよね、ここ長いんで(笑)。

ショウタ:はい(笑)。もうちょっとね、きゅっとしたいんですけど。みなさん、お久しぶりでございます!

マサノ: はい、久しぶりです。

ショウタ:2カ月ぶりくらいの収録になってますが。ちょっといろいろありまして止まってましたが、今回から再開したいなと思いますので、改めてみなさんよろしくお願いします!

2人: お願いします!

ショウタ:今回はですね、映画を見て感想を話そう企画をかねてからやってましたが、それの第3弾を久々にやってみたいなと思います。

第1弾はキス・ザ・グラウンド、第2弾はゲームチェンジャーをやってみたんですけど、今回に関しては Netflixのオリジナル映画「オクジャ」について3人で感想をお話できたらと思っております。そこから深めていきたいなと思ってます。みなさん先週か先々週見てくださったと思って。

 

〈〜映画を見て感想を語ろう企画〜〉

#3 映画『キス・ザ・グラウンド:大地が救う地球の未来』について語ろう

#12 映画『ゲームチェンジャー スポーツ栄養学の真実』を語ろう


ショウタ:それぞれ言いたいことがあると思いますけど。

マサノ:そうですね。

ショウタ:僕の方からあらすじを話していきたいなと思います。そもそもこの「オクジャ」はですね、「パラサイト半地下の家族」でも有名なポン・ジュノ監督の少し前の映画になってます。2017年とかかなと思いますね。

あらすじはですね、アメリカの多国籍企業が環境保護や人口増加による食糧不足の対策のひとつとして未来の食肉用家畜としてスーパービッグというものを開発しました。そのうち一頭をオクジャと名付けて育て、親友とも呼べるほどの関係になった韓国のローカルの女の子が企業の思惑と言うかですね、企みによって連れ去られてしまうんですけどそのオクジャをその企業から取り返すまでの物語になってます。化学倫理とか動物愛護とか企業のマーケティングなど様々な視点で描かれるエンタメ映画となっております。



(画像転載元:Netflix)

 

2人: はい。

ショウタ:説明はこのぐらいにして、ここから先はネタバレも含みますのでまだ観てない方はいったん映画を見てから感想に耳を傾けていただければと思ってます。全体的な感想とか話してもらいたいなと思ってます。まずはマサノさん!すみません、こんなかっちりした進行で。

マサノ:だいたい私からなんですよねぇ、しょうがないんだけど。

ショウタ:替えます?替えましょうか?

マサノ:大丈夫です!(笑)。

ユウ:ちょっと不満が溜まってましたね。

ショウタ:台本通り、マサノさんからなんですけど。

マサノ:そうですよね。私、これ全然作品自体ちょっと知らなくてショウタさんからそういう何かドキュメンタリーとか映画を見て語る回にしましょうって話があったときにオクジャっていうカタカナのものを見て何だ何だというような形から入って、本当に何の前提もなく見始めたんですけど。

もう本当に様々な観点の内容なので、とくに私が感じたこととしてふたつありまして。

一つはこのオクジャっていう主人公の女の子の一緒に育ってきた豚さんなんですけれども、どうしてもオクジャだけ助かっちゃった感が。結構私はワンオブゼムだと思うんですよ、本当にいっぱい豚さんがいる中でオクジャが最終的には助かるというか施設から抜け出してこれるみたいなシーンがあって、そこにプラスアルファのシーンもちょっとあったんでそこも本当に話したいくらいではあるんですけど、そのときにどうしてもこれって本当に一つのシーンでしかないなってやっぱり思って、そこにものすごくこうなんて言うんですかね、日常当たり前のようにお肉を食べたりこういうことってたぶんたくさんある。今は当たり前のように起きてる。別にこれが悪か悪じゃないかとかっていうのは置いといたとしても事実としてたくさん起こっている中の映画として語られているシーンとしてはそこがフォーカスされていて、もちろん見てる側としては(オクジャが助かって)良かったな~って思って感情移入して見てはいたんですけど、でも他で処理されていく豚さんたちもいる中で、すごく複雑な感情っていうのが芽生えたってのが一つで。

ショウタ:うん。

マサノ:もう一つはそれが別にこのお肉の話だけじゃないと思うんですよ。戦争の映画だったり犯罪の映画だったり、いろんな映画とかいろんな話とか物語がある中でも、そこにフォーカスしてる。たまたまこの子が助かったとか、この人だけが運がよくてなんかになったのかってすごく複雑な気持ちになるなって同じように思ったよっていう感想がひとつと。もうひとつは、暴力を嫌う団体の方々が出てくるんですけれども、その方々がすごく憎しみを持っている相手に対して暴力をするシーンがちょっとあって本当に少ないですけど。やっぱりそこですごく疑問みたいなものは持ちまして、それに関してはいろんな見解がもちろんあると思うんですけど、やっぱり自分が嫌だなって思ってることをやってしまう人間の弱さみたいなものとかもあるのかなっていうのをプラントベースフードの話とかお肉についての話とかっていうのを書くときに違うかもしれないんですけれど、わたしは結構そこになるほど、というかそういうシーンをあえて入れたのかなとか、そんなようなことを考えておりました。ちなみに母と見ました。

ショウタ:そうなんですね、お母さんは影響受けてました?

マサノ:はい。けっこう親は知ると自分の行動を変えずにはいられない性格なので、やっぱり改めて「けっこう私の中ではインパクト残っちゃった」みたいなことは言ってました。

ショウタ:もともとお肉そこまで、お母さんは。

マサノ:そうですね。前にちょっと話をした脂質異常症みたいなのもあったり。それでずっと前から乾燥大豆ミートを食べていたりとかしていたのでそれこそオムニミートに感動して今めっちゃハマったりするのもそういう理由だったりはするんですけど。

ショウタ:お母さんにも波及して。

マサノ:そうなんですよ。ちなみに姉はたまたま仕事でいなかったタイミングだったんですけど見終わる途中くらいから急に入ってきて、おそらくまた彼女は彼女なりに何かしら感じたであろうと思っていて。Netflix で観れるよとまでは言っておきました。

ショウタ:なるほど、すごい。宣伝してる。ありがとうございます。そうですよね、この子が助かったけど、っていうの。

マサノ:そうなんですよね~。

ショウタ:今回3本目の映画にして初めてドキュメンタリーではなく作られた話をエンタメ作品を扱ったんですけど、そこに関しては僕も感情移入してしまう。そうだなと思いました。

マサノ:これ余談なんですけど、脚本とかもポン・ジュノさんなんですね。だから、本当に監督として撮ったってだけではなくて脚本というところまで入ってきてるのでちょっと私、ポン・ジュノさんに関して本当に多くを知らない人間だったので、今までの過去作品とかほとんど見たことがないのかなって思うので。

何かもしかしたらバックグラウンドにそういった思想があったのかなとか。そういう目線で作ったのかとかわからないところはあると思うんですけど、もう少しバッグクラウドみたいなものもちょっと気になるなって思いました。

ショウタ:ありがとうございます。全然別の機会にまたみんなで見たいなと思ってるポン・ジュノ監督の「スノーピアサー」っていう映画がありまして、それは温暖化が進んだ後の社会の話なんですけど。

 

(画像転載元:Netflix)

 

ユウ:ふ~ん。

ショウタ:宇宙に地球を冷やす冷却物質を散布した後の地球は氷に覆われちゃうっていう。逆に地球が。それもポン・ジュノ監督で。「半地下の家族パラサイト」も貧困問題を扱っている格差社会を扱っているんで全てエンタメ作品なんですけど、今の延長でつながっているというか、SFすぎないというか、 そこは面白いなと思って。今後も話していきたいなって思いました。

マサノ:なるほど。

ショウタ:ユウさん、お願いします!ユウさんの感想をぜひ。

ユウ:今のマサノさんが言ってたオクジャだけが助かった。オクジャを個として捉えているってのがポイントだなと思って。

マサノ:あ~!

ユウ:あえてそうやって見せてるんだと思うんですよね。

ショウタ:そうですね!

ユウ:工業畜産の家畜と真逆の捉え方だなと思ってて。要は個として捉えてないと思うんですね、工業的な畜産って。もう効率的に家畜を屠殺することに最適化した仕組みだと思ってて。

個として捉えた場合、多分それに関わってる人達って精神的におかしくなってしまうと思うんで。全くそういう捉え方を皆さん出来るだけしないようにしてると思うんですけど、関係者は。

そんな中であえてオクジャっていう名前までつけたスーパーピックがいて、その背景にこんな人たちがいてこんなこと考えてみたんだっていう設計にしてんのかなっていうのはすごく思いました。

ショウタ:うんうんうん。

マサノ:なるほど~。

ユウ:あとは気になったのはサステナビリティについてすごく言及してるんですよね、社長が。新しいCEOが。環境に影響が少ない、餌とか排泄物が少ない豚で家畜産業を救いますみたいことを強く言ってるんで、サステナブル路線で売り出そうとしてるんですけど、欠落してるのが動物福祉の観点、地球環境に影響は少ない高効率な豚を発表しますって言っていて、サステナビリティに関して触れてんだけど動物福祉には触れられてないっていうのがこれもすごく印象的でした。

同時に「フード・インク」も見たんですよ。「フード・インク」も効率の高さっていうのをすごいフォーカスしてて。いかに効率的に家畜を屠殺して処理して肉にして売るかとか、ハンバーガーのパテの製造シーンとかもあったんですけれど、もはやそれが肉だってのは一切わかんない。アンモニアで完全に消毒されて体に悪影響を及ぼさないような菌の少ない状態のミートパテがダンボールの中に真四角になって入ってるんですけど。それもすごい効率化された工業畜産の行き着いたとこなんだなっていうのを見てとって、よりモノとして扱ってるのかそういう印象だったし、工場運営者がすごく誇らしげに話してるんですよ、効率めっちゃいいんですよ~って。

そこに特化してるから効率っていう観点でみると早いスピードで成長する、大きく成長するっていうことの利点とかほぼ同サイズに成長するとかこの辺りも効率を考慮してるんですよね。工場側の目線で言ったときに。そこら辺だけを考慮したときに動物の福祉っていう観点は抜け落ちてるなっていうのは自分の印象としてあったので、オクジャっていう個をものすごくフォーカスした演出の仕方をしてるなって感じたのと、今「フード・インク」と話が混ざってましたけど、話が。

あとは最後のシーンでオクジャを農場に救いに行くシーンがあったんですけどギリギリのタイミングで助けるじゃないですか。それまで他の豚はがんがんがんがん屠殺場に押し込まれていってすごい暗いところで。あれって別に創作の世界なんですけど、あの映画自体は。現実で行われているっていうのがまたインパクトが凄いあったなと思って。あれって今もなお普通に行われてるじゃないですか。あの作業って。でも、出来るだけそのシーンっていうのは自分たちの生活から離れたところに置いとくことで意識せずに食べることができると思うし、それを知ったら食べられないじゃんって言うツッコミもあったりするんですよね、テレビ見てると。 鳥を屠殺するシーンとか。

だから、一般的な人間としては今の現代の人間として、屠殺と食べ物は切り離して捉えたいんだな~と思ってて、だからメーカー側はそう言った印象と極めてかけ離れた商品の展開の仕方をしてる。それを知ったら食べなくなってしまうからその印象を出来るだけないようなものの販売の仕方はしているんですよね。

ショウタ:そうですよね。

ユウ:僕自身は動物を食べることにきわめて反対してるかっていうとそうではなくて、すごく違和感があるのは工業的畜産で効率的に肉として加工して出荷してってことはしやすい状態に工場の設計とかも畜産動物の成長の仕方とかもさせていくっていうのがすごくおかしいなって感じる。

だから自分の中でとくに違和感を感じるのは、工業的畜産の部分。ここは僕がすごく嫌だなって思うところ。

ショウタ:ありがとうございます。いちおう補足すると「フード・インク」は今回「オクジャ」にしようか「フード・インク」にしようかっていうところ、すごく迷った作品のもう一個の方で。

理由は、僕自身が2020年に夫婦で肉を辞めたときのひとつの大きいきっかけが「フード・インク」を見たっていうのがあるんで、それを改めて3人でも見たらいいんじゃないかってのがあったんですけど。ユウさん、先ほどそれを観られて今「オクジャ」と関連付けて話してくれたっていうのを補足したいなと。

僕らのお客さんの中でも多いこのヴィーガンとベジタリアンの人たち、とくにヴィーガンですよね。動物を殺生したくないとかその動物愛護の観点でヴィーガンになってる人達はやはりさっきのマサノさんからの話の流れですけど、工業用に作られた家畜とか動物もペットとかの動物も動物園にいる動物もそれぞれ一つの個として捉えている人たちなんだなっていうのは改めて思いましたし、やっぱり実際に生きている姿を見た時に殺して食べてやろうと思ってる人ってほとんどいないはずでたぶん。それを知れるか見れるかってとこだけの差なのかなっていうふうには感じました。ちょっと文脈が違うかもしれないですけど。

マサノ:うーん。

ショウタ:ユウさんの話を聞いて改めて僕も感じたなぁ。そんなにこうひどい人たちの集まりじゃないし、人間界は。

ショウタ:何を見ているか何を知っているかの上での視点の違いなのかなと思いましたねぇ。

マサノ:そうですね~。事実を知ることがその人にとって良いか悪いかはその人にしかわからないことだなっていうふうに私は思ってはいるんですけど。それって言うと事実を知ることからやっぱり始まるものをたくさんあるなって思うんですけど、その中でもどの作品を観ましょうかってショウタさんが声をかけてくださった時に私の中では衝撃的なものって実はまだ観れてないんですよ。

ショウタ:うんうんうん。

マサノ:それはもうシンプルにもちろん観てしまったことで結構衝撃を受けるんだろうな~って思っているところがあってトラウマとかになりそうだなっていう感覚がまずあるんですね。

ショウタ:そうですね。

マサノ:ただやっぱり世の中とか社会には自分が知らない、もしくは見えてないから疑問を持たないことも多分やっぱりあるなとは思うので、まずは知ることからだったり教育みたいなところが一番最初にあるよなってわたしも多くのことについて思うんですけど。

それでも自分の中で何かが変わることがいいことかもしれないですし、悪い事かもしれないんでちょっとわからないんですけどいずれにせよ今の段階ではわたしとしては結構いわゆる衝撃的なシーンですよね。それが人間同士の映画とかでもダメなんですよ、要はイカゲームとかあるじゃないですか、ホラーとかスリラーっていうんですか。

ショウタ:いっぱい人が死んだり血が出たりとかっていうのですね。

マサノ:それが結構ダメで。かなりダメなんですよ。なので、そうゆうのもあってちょっと観れないなっていうか恐怖心が結構強かったりするんですね。

ショウタ:うんうんうん。たぶん3人ともある程度そうだと思います。レベル差はあれど。

マサノ:そうですよね。自分としてはタイミングだったり、よくね、画面をこうやって見ないようにしたりとか。

ショウタ:目を覆ってますね、今。

マサノ:目を覆ったりして見たりとかするわけなんですけど、そこが人間の弱さなのかもしれないんですけど、それでもやっぱり見終わった後に思ったのは動物福祉の観点ももちろんありますし、そこまでしてあえて日常でいろんな食べ物があって、私なんかとくにちょっともたれちゃうんとか。

自分にとって100%ポジティブじゃないなと思っているものに対して、あえて取りにいく必要ないなって改めて思って。並んで選択肢があればそうじゃないものを選ぶし、ものすごくどうしても食べたいって思うときはそれを自分としては嗜好っていうんですかね、趣味の範囲というかそれが好きだから食べたいっていうエンタメの要素だったりとか特別な誕生日会とかそういう何かしら特別なシーンであえて取りに行くっていうときがあったとしてもわざわざ日常でやっぱり選ばないかもなみたいなのは改めて。

動物福祉の観点の映画とかドキュメンタリーをまだ観たことがなかったんですけど、それを見てそう感じたのは間違いなく事実だなって感じております。そういう事実についてインスタとかでもそういう投稿がいっぱいあって、結構見れなくてすぐ戻ったりする写真とかも有名な団体さんがやってるやつとかも今わたしもフォローしてるものとかでもあったんですけど、やっぱり見れないのでそこに関しては目を背けるなとももう私は言えないなって自分がちょっと難しいなって思うので。私はそういうふうにしてるんですけど、「オクジャ」に関してはそういうところのシーンもあったので隠しつつ見たりとかしながらやっぱり自分の意思としては改めて感じました。

ショウタ:うんうんうん。僕の感想も話すと実際はどうなんだろうって思ったってことなんですよね。これは架空のスーパーピッグの話だけど、牛であり豚であり鶏もそうですけど、実際にどうなのだろうっていうふうなきっかけになる映画だなと思ったし、僕も「フード・インク」を観たり、ユウさんの奥さんも受けた石狩コンシェルジュ講座をうちの妻も受けてて、動物福祉アニマルライツの回を横で見させてもらったときに、これは見れないなと思いながら見てたんですけど、実際どうなんだっていうのをやっぱり考えて調べるということが大事その上で判断する。僕らの中でも誇張表現はあるだろうし、実際と違うところも十分あると思うんですよね。

マサノ:たしかに。

ショウタ:牛ではこうだけど、豚ではこうだっていうのもあると思うし、同じ国内で生産された豚でも全然加工方法とか育てられ方とか全然違うと思う。そこは情報を取りにいく一人一人の意識が大事なんだっていうのを拡大解釈かもしれないですけど、そういうのをまず思ったっていう部分。

もう一個は、僕が改めてリンクも貼っておくんですけど、夫婦でお肉を辞めたときの感情として、半分は環境のため、もう半分は動物福祉のためっていうのがしっかり書いてきたんですけど、唯一書けてなかったなと思うのは一番最後の背中を押したのって2019年の年末に起きたオーストラリアの森林火災なんですよ。

 

*夫婦で「脱肉食(ミートフリー)生活」をはじめた理由
https://note.com/theshoyuface/n/n562d4d934d8d

 

マサノ:あ~。

ショウタ:家族としてもそこに寄付をしていて。それを見たときにコアラがめっちゃ焼けてたり、動物がすごい種類、頭数死んでたっていう事実を知った時にうちの妻から寄付をしようってこととその何週間か後に肉を辞めようっていうオファーが(妻から)あったんですけど、そこって環境問題の話と動物福祉の話が一緒になった一個の事例。

どっちが優先とどっちが最優先っていうことじゃなくて。動物の命と環境問題が完全に一個繋がった事象として出てきた時に自分たちもおっきいアクションを起こそうと思ってそういう行動を起こしたことを思い出せたなと思ったし、今回映画を見直して。

そういったことに共感してくれる人に(いきなり飛びますけど)、Grinoを食べてほしいなと思いますし、一緒にこういうことを、答えはないと思うけど、一個じゃないと思うけど一緒に考えていきたいなというふうにブランドとして思った。

マサノ:そうですね。

ショウタ:僕もユウさん派でお肉は辞めてますけど、食べてる人が悪いとはまったく思ってないですし、ただ事実を知った上で判断するっていうのは大事。事実に辿り着きづらいんですけどね、なかなか。

マサノ:たしかに。

ショウタ:もうすぐ30分くらいたっちゃうんで(笑)。いったん今日はこんなもんかなと思いますけど。Grinoとしても答えを一個じゃないっていうのを最後伝えたいなと思いますし。

マサノ:そうですね!

ショウタ:ヴィーガンの人も支援、応援していきたいし、そうじゃない普通の食生活の人も少しでも環境とか動物に優しいような食の選択肢として作り続けていきたいなと感じました。別の映画もまたみんなで観て話し合いたいなって思いましたけど。

マサノ:そうですね~。

ユウ:そうですね!

ショウタ:次は「フード・インク」をマサノさんに見てもらって。ちょっとだけむごいシーンもあるはあるんですけど。効率とは何かみたいなものを考えられる気がする。

マサノ:そうですね。

ユウ:オクジャが誇張されてないってのはわかりますね。極端にスーパービッグみたいなのが。鶏とかだととくにいるんで。すごく短期間に成長して自分の足で立てなくなっちゃうとか。これって結構何世代もかけてそういうふうになってきたんですけど。オクジャでスーパーピッグみたいな表現されてるけど、実世界にいるなーっていうのは。

ショウタ:コンビニで食べる鶏とかこうなんだろうなっていうのは思いますよね。

マサノ:うーん。

ショウタ:次回は「フード・インク」もしくは別のポン・ジュノ作品かもしれないなぁってところで今回は締めたいなと思います。皆さんもよかったら観てみてください。では、本日はごちそうさまでした。

マサノ:はーい!ごちそうさまでした。

ユウ:ごちそうさまでした!
Grinoのラジオ中の人の想い食と環境

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